知的障害特別支援学校卒業後の「新たな学びの場」に関する実態とニーズの調査

知的障害特別支援学校高等部卒業後の進路は限られており、進学を選択できる生徒は極めて少ない現状がある。高等部卒業後の学びの場である特別支援学校専攻科、障害福祉サービスの枠組みを活用した「福祉事業型専攻科」、大学等で開催される知的障害者向けの公開講座(オープンカレッジ)は数が少なく、知的障害特別支援学校に在籍している生徒やその保護者、特別支援学校教員に周知されているとは考えにくい。そのため進学に対する潜在的なニーズが存在する可能性が考えられる。一方、海外では知的障害者の高等教育が進んでいる。自己実現に向けた学びの時間は、障害の有無に関わらず誰にでも必要であるとともに確保されるものであり、日本においても実現に向けた研究が必要であると考える。

研究担当者:筑波大学 人間系 准教授 佐々木 銀河

研究期間:2024年4月1日~2025年3月31日

研究についてのお問い合わせ先:sgalaxy@human.tsukuba.ac.jp
ホームページ:https://successability-lab.com/